最近よくいじめのニュースを見ます。
集団で一人の子に嫌がらせをしたり、無視をしたり、その内容はどんどん悪質になってきていると言われています。
子どもの世界の話だと思っていましたが、実は大人の世界にもいじめがあります。
今回は教員の世界のいじめについて話をしていきます。
そもそもいじめとは
いじめとは、集団で特定のターゲットに精神的・肉体的苦痛を与えることを繰り返す行為を言います。誤解されがちですが、集団で暴力を振るうことだけがいじめではありません。大切なものを隠したり、暴言を浴びせ続けたり、みんなで無視をし続けるような行為も、されている側に精神的苦痛を与える限りは「いじめ」なのです。
最近では、子どもも大人にバレないように頭を使って陰湿ないじめをするケースが多く、先生が気が付くのに遅れてしまう場合もあります。大人の前でわざといじめているところを見せつける子どもはまずいませんよね。
簡単に言ってしまえば、複数人で少数に対して継続的な嫌がらせを続けることがいじめとされます。
いじめは年々深刻に捉えられるようになってきていて、「いじめは犯罪」というポスターが学校に掲示されたり、いじめが発覚した際には学校側が警察を呼んで介入してもらったりすることもあります。それだけ学校側も深刻な問題として捉えているわけです。
教員の世界にもいじめがある
いじめをするのは、子どもだけではありません。大人の世界にもいじめはあります。そして、教員の世界にも。私が実際に遭遇した先生いじめのケースをいくつか紹介します。
職員室の物の盗難
若くてきれいな女性の先生が何回も被害を受けていました。ポーチや化粧品などの私物から、生徒の答案用紙や回収したプリントなど、いろいろなものが無くなってしまって、職員室では騒ぎに。噂では、会議などで率先して話す若手のきれいな先生をよく思っていない女性の先生たちから嫌がらせを受けていたとのこと。
他の先生にも聞くところによると、女性間の嫉妬からくる大人のいじめは結構あるみたいです。
特定の先生にだけ厳しい・怒る
同じことをしていても、ある先生にだけ厳しい年配の先生がいました。馬が合わないなら少し距離を置けばいいのに、わざわざ近づいて行って余計なことを言い続けるのです。いつも厳しくされる先生はそうとう参っていた様子でした。
結局、他の先生の前でも平気で怒鳴り散らすようになり、挙句の果てには「あんた何年教員やってんの?教師向いていないんじゃない?」の一言。
集団で一人を責めていたわけではないですが、いじめの一種と言えますね。
新任いじめ
新規採用されて間もない先生に対してのいじめもあります。新任で右も左も分からないような先生に対して、専門的なことをお願いしたり、できて当たり前でしょうと言わんばかりに無茶を言う先生もいます。
若手に対する厳しさは必要な場面もあるかと思いますが、そういういびりのような行為で若い先生が退職に追いやられるケースも。
飲み会での悪口大会
飲み会では、特定の先生の悪口を集団で言う流れができやすいです。飲み会で愚痴をこぼすだけならまだいじめとは言えないですが、集団で特定の先生に対して悪いイメージを共有してしまうのは、いじめの始まりではないかと思います。
教員いじめ|まとめ
いかがだったでしょうか。大人の世界にもいじめはあります。教員の、先生の世界にも言えることです。
いじめはされた側にも問題があるとされていたこともありましたが、今ではした側が100%悪いと認識されることが多いです。
大人の世界のいじめほど見苦しいものはないです。特に、いじめをなくそうと子どもに指導する立場の先生においてはなおさらです。
大人の世界でも、子どもの世界でもいじめが無くなることを願って。