学校で生徒が暴れることは日常茶飯事。
物を壊したり、先生に当たったり、暴言を吐いたり…
というのは実際のところよくあることです。
子ども同士のケンカも学校では日常茶飯事です。
基本的には学校の先生が生徒の指導はします。
学校が子どもの行動に対して警察を呼ぶなんてあり得るのでしょうか。元教師が説明していきます。
学校の先生はただの一般人。普通の人間です
まず、学校の先生は普通の人間です。
危険な場面に遭遇したら、しかるべき対処をします。
学校の先生は完ぺきな人間ではありません。
学校に勤務しているというだけで、他のサラリーマンと人としての身分の差なんてありません。
ですので勤務中に警察を呼ぶべきと判断すれば、警察を呼ぶことだってあります。
警察を呼ぶには管理職の許可が必要
実は、学校に勤める教員が自分の判断で警察を呼ぶことは原則できません。管理職である校長や副校長の指示を仰ぎます。
校内に危険な不審者が侵入して子どもたちの安全を早急に確保しなければならないような緊急時には、各々の先生が管理職の指示を待たずして通報することもあります。
先日、海外の学校に、退学処分を受けた生徒が銃をもって侵入して死傷者を出す事件が起き、ニュースで取り上げられました。
おそらく、このような危険なケースでは先生が個人の判断で警察を呼んだことでしょう。
学校が警察を呼ぶケース
ここまで話をしてきましたが、実際に学校が警察を呼ぶケースを上げてみます。
- 不審者への対応
- 生徒が暴れてしまい、先生だけでは抑えられないとき
- 生徒がいなくなったとき
- その他緊急性があるとき
基本的には上記のような状況の時に警察の力を借りることがあります。補足していきます。
生徒が暴れてしまう
生徒が暴れることがありますが、現場にいる先生では落ち着かせることができず、校内の物を壊して回ったり、他の生徒に暴力をふるったり、場合によっては先生に手をあげることもあります。
他の人を傷つけるような行為には警察に介入してもらいます。
生徒がいなくなった
生徒は通学してきたら、基本的には授業が終わるまでは校外に出ないのですが、たまに学校を飛び出してしまう生徒がいます。
出席簿で授業が始まる際に生徒が揃っているか確認しますので、いないことにはすぐに気が付きますが、校外に出てしまうと学校を探しても見つかりません。
保護者に確認の連絡をして、しばらく家に帰ってこない、学校にも戻らないということになると、生徒が連れ去られた可能性なども出てきますので、警察に通報して近隣を捜索してもらいます。
学校でも警察を呼ぶことはあります|まとめ
結論として、学校が警察を呼ぶことだってあります。
子どものトラブルで警察を呼んだ時に「学校が警察を呼んで子どもを売った」とか言う親もいますが、それは筋違いです。呼ぶべき事案が起きたことをまず深刻に考えるべきです。
以上、学校と警察の裏話でした。