学校・教育について

所見って地味に辛い。簡単で効果的な書き方を学校の先生が教えます

採点する先生

 

通知表の所見欄。

この部分には生徒の学校での様子が簡潔に記されます。

たった150文字程度の所見ですが、一人一人の様子を考えるのは学校の先生にとって大変な作業です。

生徒や保護者は成績の方しか重視しないこともありますが、生徒の学校での様子が詰まった大事な部分です。

 

今回は元教師の私が実践していた所見の書き方・所見文例をお伝えしていきます。

少しでも参考になれば嬉しく思います。

 

通知表の所見に書く内容

良い部分を書く

所見には基本的にプラスの内容を盛り込みます。

また保護者も見る部分ですので、あまりにくだけた感じで書くのは好まれません。

 

ですます調

基本は「です」「ます」で書いていくのが無難。状況によっては語り口調も効果的。

 

語り口調

場合によっては語り掛けるように書くような時もあります。コツがいるので、上級テクニックかと思います。

新任がいきなり実践するのは難しいかもしれません。しかし、上手に語り口調を盛り込むと、生徒の心に響く所見を書くことができます。

 

一人一人にしか当てはまらない内容を盛り込む

生徒一人一人違った内容が所見に表現されていると、生徒も保護者も「この先生はよく見てくれている」と感じ、信頼が得られます。

コピペしたような定型文でもいいのですが、誰にでも当てはまる事ばかり書いているとありきたりな文章になりがちですので少し捻りを入れていきたいでところ。

 

問題行動はきちんと伝える

プラスの内容を盛り込むのが基本ですが、問題行動をよく起こす生徒などにはしっかりと課題や事実を記述することも必要です。
いつも授業妨害をしている生徒の所見に「明るく元気に授業に取り組めました」なんて書くのはおかしいですし、本人のためになりません。

 

できるだけ生徒の良い部分に焦点を当てながらも事実を伝える。

これが所見の鉄則です。

 

所見を書く時のキーワード

それでは、所見に盛り込む文章の書き方を紹介していきましょう。使えそうな言い回しを参考にしていただければと思います。

プラスワード・装飾後を上手に使う

  • 積極的に
  • 前よりも
  • 1学期よりも
  • 明るく
  • 元気に
  • 率先して 等

 

部活動・委員会活動を内容に盛り込む

  • ○○部の活動に積極的に貢献した。
  • ○○委員会の活動に積極的に貢献した。等

プラスになる言葉と一緒に使うと書きやすいです。

 

周りとの比較をする(良い意味で)

  • リーダーシップを発揮することができ…
  • 周りの生徒を引っ張って…
  • 教えてあげる姿が…
  • 模範となる…
  • お手本として…
  • 代表として…等

 

語尾

  • ~が印象的でした。
  • 模範でした。
  • ~できました。
  • ~でしたね。
  • ~だったでしょうか。
  • ~していけるといいでしょう。
  • ~の頑張りに期待しています。

時折、語り口調もいれると効果的でしたね。生徒自身に問いかけるような文章も振り返りに有効に使えます。

今後の期待を込める語尾なんかもおすすめです。

 

課題を書く

  • 授業中の私語は課題です。
  • 授業と休み時間のメリハリを付けましょう。等

課題を書くときには、ほめる部分も盛り込むとクッション言葉となって印象が良いです。

実際の所見文例をご紹介します

実際には130字程度でかけるとはみ出さずに収まるでしょう。2つ例を書いてみます。

所見文例その1

1学期、お疲れ様。しっかりと学校の授業に力を入れることができた3ヶ月でしたね。○○さんの頑張っている姿が印象的でした。○○部の活動にも積極的に参加し、部活の軸になっていると聞いています。2学期も周りを引っ張って文武両道を目指していけると良いですね。応援しています。(132字)

所見文例その2

1学期を振り返ってみて、授業に積極的に取り組めましたか。友達と良好な関係が築けていることは良いことですね。その中でも、授業と休み時間との区別をしていけると2学期からは○○くんの良さが際立ちます。部活動に一生懸命な○○くんのこれからの成長に期待しています。(127字)

 

所見の書き方|まとめ

いかがでしょうか。使えそうな文章は参考にしてみてください。

成績処理が忙しい学期末の所見は本当に辛いんですよね。

以上、「所見って地味に辛い。所見の簡単で効果的な書き方を元教師が教えます」でした!

 

 

  • この記事を書いた人

あかす

元教師|教員の転職・教採対策を中心に経験者のリアルな情報を綴ります。

-学校・教育について
-

Copyright© 教員BLOG , 2019 All Rights Reserved.