学校・教育

成績の上げ方を元教師が教えます。テストと態度どっちが大事?

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テストの点数

みなさん、こんにちは。数年前まで学校で教員をしていた管理人です。本日は、成績についての記事になります。

いままで小学校・中学校・高校での指導を経験してきたこともあり、子どもたちの成績の付け方は熟知しているので、参考になれば嬉しく思います。

 

最近では少子化傾向が強くなり、子どもの数が減少傾向となっている影響か、成績については親御さんも学校に通うこどもたちもより重視するようになってきているように感じます。

そんな現代において、学校に通っている生徒のみなさんや、学校に通うお子さんを持つ親御さんに、効率的な成績の上げ方を元教師の私がお伝えしていきます。

 

成績を付けるのは誰?

成績の上げ方を考える前に、まず誰が成績を付けるのかを考えてみましょう。

 

・・・はい、学校の先生、いわゆる教師ですね。

とすれば、まず学校の先生がどのように成績を付けていくのかを知ることで成績アップに近づけそうです。ぶっちゃけ、この観点をわかってはいつつも行動に結びつけられていない人がめちゃくちゃ多いんですよね。

 

繰り返します。成績を付けるのも、テストを作るのも先生です。勘違いされがちですが、教師もひとりの人間です。コンピューターではありません。教員採用試験というある程度レベルの高い試験を突破してきてこそいますが、先生も人間ですので完璧ではない。時には間違えることだってあります。

思い出してみてください。
テスト中に「問題が間違っていました」と回ってくるのを経験した方がほとんどなのではないでしょうか?成績につながるテストを作成しているのも、一人の人間ですからミスはありますよね。そういうことです。

 

成績が悪い…と落ち込む前に、先生のクセをつかもう

テストの点数

今回のポイントは学校での成績の上げ方についてです。学校外の、模試や入試に向けての成績の上げ方ではありません。通知表に記載される成績を上げるためのコツになります。

さて、大事なポイントは、それぞれの教師には必ずクセがあるということです。人間、同じ人はいないのですから当たり前のことなのですが、ついつい忘れがちなことです。

教師も人間ですので、間違いはあります。十人十色ですので、顔も違いますし、声も違います。性格が似ていても全く同じなんて人はいませんよね??

考えるポイントはそこ。

 

結論:成績を上げるには、それぞれの先生のクセをつかむこと。これに尽きる。

 

繰り返します。教師のクセをつかむことが、学校での成績を上げるための秘訣です。

「え?そんなこと??」と思われるかもしれませんが、教育現場ではこれがとても重要なことなんです。

成績を上げたければ、今の勉強や授業の頑張りに加えて、教師のクセをつかみましょう。

 

▼ここからは、教師のクセのつかみ方を説明していきます。

テストには教師の性格がめちゃくちゃ現れる

 

学校の教員

中学校、高校において「中間テスト」や「期末テスト」はつきもの。学校によっては「学年末テスト」「学期末考査」なんて名称だったりしますが、簡単に言ってしまえば成績を測るテストですね。

普段は家で勉強なんてしないのに、みんながこのテスト直前は勉強をし始めます。なぜならこの「テスト」が成績に与える影響は大きいから。

元教師のわたしから見ても、このテストの重要性は高いです。成績を上げるためにまずはテストを攻略しましょう。

 

テストは人間性が表れやすい

テストというものは一見とても隙のないものだと思われがちですが、意外にも人間性が表れやすいのです。

思い出してみてください。テスト中に先生が教室を回ってきたことはありませんでしたか?

こんなことなかった?

  • テストの問題番号が間違っていて、テスト中に訂正をするように指示された
  • テストの途中で先生が質問を聞きに教室を回ってきた

・・・こんなことがありませんでしたか?おそらく、心当たりがある人が多いのではないでしょうか。

実は問題文が間違っているなんてことはたくさんあります。先生もテストを印刷する前に間違いがないかのチェックは欠かさずにしますが、それでも間違えてしまう時はあるのです。

同じように、似たような問題や似たような表現の問題ばっかりテストに出してしまうことも。ココにつけこむわけです。同じような問題だしてくるなら、その先生の出し方の傾向を掴んじゃうのがテストでいい点とるための一番の近道ということですね。

 

テストに明確な作成基準はない

採点する先生

勘違いされやすいですが、テストに明確な作成基準があるかと言われれば、必ずしもそうではないです。

教師によって問題の好みは異なりますし、出題方法にも差が出てくるものです。

 

これは、生徒が美術の授業で作品を作った時に、全く同じものが存在しないのと同じこと。当たり前のことなのですが、案外気が付かないのかもしれませんね。

 

テストの範囲は同じで、授業での進み具合も同じだとしても、先生によっては自作の問題をテストに組み込むときもあれば、問題集の問題を数値や単語を変えてテストに加えるときもあります。

 

そしてその点数配分や問題数などは・・・先生のさじ加減

ですので、テストで良い点を取りたければ、やはり先生のテストのクセをつかむことこそが近道になってくるのです。

 

問題の出し方は毎年大きく変わらない

書類に囲まれる先生

先生の仕事はテストをつけて採点するだけではありません。

日頃の生徒への指導や授業の準備、他校との連絡、保護者・地域の方々との連携、学級便りの作成・・・など、挙げ始めるとキリがないほど多いです。

特に若手の先生は覚えること・やることの量が多く、若手教員の離職率が高くなっていることが問題視されて来ているほどです。

実際、日本の中学校教員の働く時間は世界基準で見ても長いと言われているくらいです。

 

こんな状況ですので、先生がテスト作りに使える時間には限りがあります。

テストは管理職(いわゆる校長・副校長)のチェックを受けてから生徒のもとへ配られますので、作成期限があります。

そうなると、時間を有効に使うために過去に同学年を対象に作成したテストを参考にして、新しくテストを作成するのです。

実際そのほうが効率的ですし、自分(その先生)に合っている出し方でテストが作れます。(必ずしもすべての先生があてはまるわけではありませんが)

このような流れで、実は問題の傾向が似ているテストが作られることが多いのです。ここに隙あり!

 

過去のテストを分析すべし

ここまでの話が理解できれば、過去のテストの問題を解いていくことで、似た傾向の問題に備えることができそうですね。

入試の受験勉強でも、過去の傾向をつかむために過去問を解くのは定石です。学校のテストも同じ。

 

それでは、誰が過去のテストを持っているのでしょう??

 

それはズバリ!

  1. 同じ先生の授業を受けた先輩
  2. テストを作る各教科の先生

です。

 

先輩を頼る

自宅に過去の問題用紙を取って置いてある先輩がいれば、譲ってもらうか貸してもらいましょう。

 

そして、問題を解き、先生のテストの出題傾向をつかむのです。

これが教師のクセをつかむということ。

 

あてずっぽうにいろいろな問題を解いていくよりはるかに効率的に勉強ができます。

部活や同好会に入っている生徒や塾で一緒の先輩がいる場合にはそのコミュニティーを有効活用して声をかけてみるのも手ですね。

 

「そんなのズルなのでは・・・」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

だって、実際に勉強するのは自分ですし、似た問題でも解ける、ということはしっかりと知識として頭に残っているということなのですから。

 

ただ違うのは、的を絞って勉強をしたということだけです!決して悪いことをしているわけではありません。

 

先生に参考問題を出してもらおう

また、先輩に頼れないときには、思い切って先生に参考問題をもらいに行くのも一つの手です。

 

問題集から問題をテストに組み込む先生もいますので、似たような問題を練習問題として出してくれるかもしれません。

教科によっては参考問題がない場合もありますので、必ずできるわけではありませんが。

 

先生も、生徒の意欲ある言葉は大歓迎です。無下に断る先生はそういないでしょう。

しかし、先ほども述べましたが先生も仕事はいーーっぱいありますので、場合によってはもらえないことも覚悟しておきましょう。

参考元教師の私が教員の1日の流れを紹介します。

 

似た問題が実際にテストに出る

先生と黒板

実際に私も学校に通っていた時には、先輩から過去のテストをもらって効率よく勉強していました。

 

毎回ではありませんでしたが、それでもかなり「似た問題を解いたことある」という感覚があり、点数も伸びました。

当時の成績も9教科全体(国語・数学・理科・社会・保健体育・技術家庭・美術・音楽)で10ほど一気に上がったことも。

 

誰でも初めて見る形式の問題には頭を悩ませるもの。

予想以上に時間を取られてしまって、最後の問題まで解ききれないこともあります。

しかし、事前に似た問題を解いておけば、冷静に問題を解いていけるはずです。

 

先生のクセをつかんで成績をグッと上げてしまいましょう。

 

学校の成績の上げ方|まとめ

テスト勉強

以上、成績を上げるための裏技について書かせていただきました。

小学校、高校についても、評価項目に違いはあれど、基本は同じことが言えます。

 

先生に話しかけたり、過去のテスト問題を集めるまでは少し大変かもしれませんが、成績アップのために頑張ってみてはいかがでしょうか。

悩んだ時にはまず行動してみるのが吉!行動あれ!

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