学校・教育

教員は辛い!教師の仕事の辛いところ、やりがいを感じるところは?

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男の先生

教員・教師って大変なの?

よく聞かれる質問ですが、実際に教員の仕事内容を知っている人は多くありません。

教員を目指そうかな?と考えている人も、教員になったらどんなやりがいや辛さが待っているのか気になるところではないでしょうか。

 

本記事では、元教師の私が、教師の仕事の辛さとやりがいを経験をもとにお伝えしていきます。

教員・教師を目指す人の参考になればと思います。

 

教員の辛いところ

残業多いが残業代なし

教員は残業が多いです。勤務時間内に仕事が終わる教員はまずいないことでしょう。

  • 各教科の授業準備
  • 保護者との連絡帳のやりとり
  • テスト採点
  • 成績処理
  • 行事の企画
  • その他の雑務(これがすごく多い)

など、やることは常に山積みです。

小学校の教員であれば基本的に全部の教科を指導できなくてはならないため、教科の数だけ授業の準備が必要に。

中学校や高校では部活動が始まるため、顧問の先生は生徒が帰るまでは学校にいて生徒の安全を確保しなければなりません。

こういうわけで、教員が定時に帰ることはなかなかできず、児童生徒が帰った後に雑務に取り組むため残業が多くなってしまうのです。

ちなみに公立校であれば、残業代は0円です。ゼロ円。タダ働きです。残業代は出ないんですね。

 

先生でいなければならない

子供たちの前で教員は「先生」でなければなりません。

教員の行動をマネしてしまう子供たちもいます。

中には「先生がやっているんだからいいじゃん」とか言い出す子供も。

自分の振る舞いを常に意識して行動しなければならないので、かなり窮屈に感じる人も多いのではと思います。

 

ドラマ「女王の教室」では天海祐希さんが演じる小学校の先生が厳しすぎることで話題にもなりました。

反面教師として「こういう行動をマネしちゃいけないんだ」と子供たちに感じさせることも教育手段としてありますが、基本ができていないとまず上手くいきません。

 

 

授業以外の雑務が多すぎる

書類に囲まれる先生

先ほども述べましたが、授業以外の雑務が多すぎます。

一つ雑務を片付けている間に新しく二つ雑務が増える…なんてこともしょっちゅうあります。

特に若手の教員はお願いされた雑務をなんでも引き受けてしまい、いっぱいいっぱいになる傾向があります。

上手に断るようにしていかないと、辛いと感じるばかりでストレスが溜まってしまいます。

 

部活動や行事、公開授業で土日が潰れる

土曜日や日曜日に公開授業(授業参観のこと)が定期的に行われます。その日は出勤が義務ですので、必然的に休みが潰れてしまいます。

表向きでは、土日に出勤した分の休みをどこかで取得できるはずですが、毎日授業を行う教員と言う職業の性質上、簡単に休むことはできません。

また、中学校や高校の教員は部活の顧問になります。部活動の練習で土日が潰れることも多く、大会などが入ってくるとさらに休日が無くなります。

タイミングが悪ければ、一か月以上休みが取れないということも。

 

少なくても何人かに必ず嫌われる

人と人ですので、合わない子もいるのが現実。

少なくても何人かの子供たちには嫌われることでしょう。そういう子供たちの指導は少し大変になります。

嫌われることに抵抗がある人は、最初にこの点につまづくこともあります。

教員を目指すのであれば、ある程度こういうこともあるのだと、覚悟していた方が良いですね。

 

モンスターペアレントの存在

モンスターペアレント

モンペと呼ばれる、理不尽な要求をしてくる非常識な親が少なからずどの学校にも存在します。

それだけでなく、言葉を交わしてみて合わない保護者もいますし、態度の悪い保護者もいます。

理不尽な要求にも誠実な対応が求められますし、場合によっては子供たちのケアも必要になってきます。

 

 

プライベートがない

プライベートの時間でも、子供たちや保護者に遭遇することが辛いと感じる教員も多いです。

友人であったり、家族であれば問題ないでしょうが、一緒にいる相手次第では学校中で噂にされることも。

プライベートでも気が抜けないので、ちゃんとしたプライベートの時間が欲しいと感じて退職する人も。

 

 

教員のやりがい

子供の成長が見れる

子供たち

教員のやりがいとして考えられるのは、いつの時代も根本的には一つだけ。それは子供の成長だったり、子供の笑顔が見れるというところ。

子供が嫌いなのに教員になる人はまずいません。

入学時は心も体も未熟だった子供たちが、心身共に成長していく姿は思わず涙がでるほど感慨深いものです。

辛いところに比べてやりがいを感じるポイントは少ないかもしれませんが、その分、一度に感じるやりがいが大きいと言えます。

 

また、卒業後になることも多いですが、厳しく指導したこと、やさしく声をかけたこと、寄り添って話を聞いたこと、何気ない声掛けなどを感謝されることもあります。

教え子や保護者に感謝されることに喜びややりがいを感じる教員も多いことと思います。

 

教員は辛い

クレーム

はっきり言って、教員は辛いです。

やりがいよりも、辛いと感じることの方が圧倒的に多い職業と言えるでしょう。

未熟な子供たちの理不尽な話にも耳を傾けていかなければなりませんし、保護者の無茶な要望にも誠実な対応が求められます。

ストレスと戦う職業ですので、へたにストレスをためすぎてしまうとうつ病などの精神的な病気や胃潰瘍など心身を壊す結果になってしまいます。上手にストレスを発散していくことが長く教員を続ける秘訣と言えるでしょう。

自分が教員に向いているのかな?と思った方は、【先生を目指す人へ】元教師が教える先生に向いている人7選!でチェックしてみてください。

 

まとめ

教員の辛いところ、やりがいをまとめてみました!

ストレスを感じることに耐えきれない人には教員は辛いと感じる点が多すぎるかもしれません。

これから教員を目指すみなさん、転職を考えている方の参考になればと思います。

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