飲み会でお酒を交えながら意見を交わし、交流を深める。
いわゆる飲みニケーションが会社で当たり前になってきています。
教員の世界でも飲み会は頻繁に行われており、マナーや服装に悩む新卒教員や若手教員が多いです。
そこで本記事では、新人教員でも飲みの席で失礼のないマナーや服装のあれこれをご紹介していきます。
それではさっそく参りましょう!
教員の飲み会の頻度
教員の飲み会の頻度は比較的多いと言えます。
と言うのも、日々の子供たちの指導や保護者とのコミュニケーションは非常にストレスが溜まるもの。
飲み会で溜まったストレス、愚痴を吐き出す先生も多いです。
もちろん、学校によってはほとんど飲み会に行かないところもあり少なからず差はあります。
私の話になりますが…
私が勤務していた学校では、上司が「飲みに行くぞ」と言うと、親しい教員がすぐに帰り支度をしてみんなで飲みに行くのが日課でした。最高で40日連続で飲みに行ってお金がかなり飛んだのを覚えています。(上司が多く出してくれることが多かったですが、それでも毎日は厳しい…)
部活動で関わりのある学校の先生とも飲み会があります。部活動で接する機会が多ければ飲み会に誘われる頻度も高くなります。
私の友人は教員が多く、話を聞いた限りでは
月2~5回程度飲み会に行く
と言う先生が多かった印象です。(新年度すぐや行事の時には飲み会が多くなります)
教員の飲み会の服装
教員同士の飲み会
教員同士の飲み会であれば、基本は出勤している服装で構いません。
とはいってもほとんどの先生がスーツ、女性はカジュアルフォーマルだと思います。
また、体育科の先生なんかはジャージでよくお酒を飲んでいます。この辺りは先生同士の関係性で判断すればOK。まだ配属されたての若手教員はスーツで行くのが無難。
保護者との飲み会
交流を深めるために保護者との飲み会がセッティングされることも。
保護者との飲み会は、平日に限らず土日の夜に設定されることもあります。
出勤している平日の飲み会はスーツで行けば間違いないでしょう。逆に体育科の先生でも保護者との飲み会ではジャージで行くのはNG。子供を相手にしている職業である以上、TPOをわきまえて。
※TPO・・・時、場所、場合(状況)
土日に飲み会がある場合には必ずしもスーツでなくても良いですが、カジュアルフォーマルでジャケットや襟のあるシャツなど、かっちりとした印象の服装が望ましいです。
あまりにも幼稚な服装ですと、「この先生に自分の子を任せても大丈夫かしら」なんて不安に思われるものです。今後の良好な関係のためにも服装は大切なのですね。
教員の飲み会のマナー
他の先生のことは「○○さん」で呼ぶ
教員と言う特殊な職業では、他の先生を「○○先生」と呼びます。しかし、貸し切りでない飲み会ではNG。他のお客さんの中に保護者や子供がいるかもしれません。情報漏洩の恐れもあります。
教員ということが会話からわからないように、どの先生も「○○さん」と呼びましょう。
また、管理職については「社長」「副社長」と他の会社のように役職名を変えて教員とわからないように呼びます。
子供たちの名前はなるべく伏せる
飲み会の席での話はどこで誰が聞いているかわかりません。
子供や保護者がいることだって珍しくありません。
時には問題行動を起こす子供たちについて熱く語ることもありますし、愚痴を言うことだってあります。
バレてしまって不信感を抱かれないように、頭文字で読んだり名前は小声で読んだりと工夫が必要です。
ここからは飲み会の基本マナーとなりますが
一番入り口側の席に座る
飲み物のオーダーは新人教員の仕事。注文をしやすいように入り口側の席に座るようにしましょう。間違っても一番奥側の上座には座らないように。
メニューをさりげなく渡すのもお忘れなく。
上着をかける・荷物をまとめる
飲みの席では上着を脱ぐので、新人教員は積極的に受け取ってハンガーにかけましょう。自分の上着は最後。
他の先生が持ってきた荷物の置き場に困ったら受け取ってうまくまとめておきましょう。
灰皿、受け取り皿、お箸を配る
テーブルにお皿やお箸があれば最初に自分が配りましょう。必ず目上の人から順番に。
喫煙者があれば聞いてから灰皿を渡しましょう。
定番メニューを最初に注文する
何回か飲み会で慣れてきたら、なるべくすぐに料理が運ばれてくるようにお決まりのメニューは最初のうちに注文できるようにしておきましょう。上司にも「おっ、気が利くな」なんて思われることも。
飲み会を断りたいときにおすすめの返答
どうしても飲み会を断りたいけど、「行きたくないです」と言って関係が悪くなるのも嫌だ・・・
なんて思う人も少なからずいるはず。
そんな皆さんに教員の飲み会を断るおすすめの理由をご紹介!
・授業準備が終わっていない
授業の準備が大変なのは他の教員もよくわかっています。仕事後に飲み会誘った時に「授業の準備があるので行けないんです」なんて言われたら、すんなり諦めるものです。
・薬を服用している
どうしても今日は・・・なんて日には「薬を服用しているので飲めないんです」と言うのも有効。体調が悪いことを伝えてもいいし、「ノンアルでもいいぞ」と言われても、「飲みたくなっちゃうので」と言えばOK。
・親の世話がある
親と一緒に住んでいるときに使えます。「親の調子が良くないので早めに帰ります」や「親のご飯を買って帰るので」なんていうのもあり。
・先約がある
オーソドックスに「先約がある」と言うのも良いでしょう。先に入った予定を優先するのは当然ですからね。しかし、あまり重要でない予定だとバレてしまうと、「こっちを優先してくれないのか」なんて思われることもあるので注意。
まとめ
教員の世界にも飲みニケーションは浸透していてみなさんも飲みに行くこともあるはず。
せっかく行くからには服装やマナーを意識して楽しい時間にしてくださいね。
どうしても断りたいときには無理をせず。それでは。