みなさんは、「生徒」「児童」「学生」や「子ども」の違いを知っていますか?
そう聞かれると、何となくのイメージしかない人もいらっしゃることと思います。
教員を目指して教育学部に在学中の人や、すでに教員となって働く人はこの違いを答えられると思いますが、教育分野に身を置かないとこの違いは学ぶ機会が少ないです。
今回は、子どもたちの呼び方の違いについて説明をしていきます。
子どもの呼び方は以外に種類が多い
親に対する言葉としての「子ども」とされていますが、法律によって捉え方が異なります。
また、その呼ばれ方もいろいろあります。
簡単にですが紹介していきます。
未成年
20歳未満の男女のこと。
少年・少女
20歳未満の男女のこと。(少年法)
小学校から、満18歳に達するまでの男女のこと。(児童福祉法)
法律によっても意味合いが少し違うのですね。
青年
中学校卒業から20代後半くらいまでの男性のこと。
青少年
中学校卒業から20代前半くらいまでの男女のこと。
乳児
生後1年未満の子のこと。
幼児
1歳以上6歳未満の子のこと。(就学前まで)
![blank](https://akasulog.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
さて、ここからが本題ですね。
児童・生徒・子ども・学生の違いと使い分け
児童とは
初等教育を受けている者のことを「児童」といいます。
初等教育とは、小学校のことですね。
つまり、小学校に在籍している子のことを「児童」と言います。
![blank](https://akasulog.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
生徒とは
中等教育を受けている者のことを「生徒」といいます。
中等教育とは、中学校・高校のこと。
中学校に在籍している子も、高校に在籍している子も同じ「生徒」なのです。
![blank](https://akasulog.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
学生とは
高等教育を受けている者のことを「学生」といいます。
高等教育とは、大学や高等専門学校に在籍している者のことを指します。
短大生や大学生、大学院生、高専生などはみんな「学生」と表現できます。
![blank](https://akasulog.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
子どもとは
「子ども」という表現はかなり広く使われます。
というのも、明確に年齢が決められているわけではないからです。
1歳でも、5歳でも、親から見たら「子ども」になるわけです。
ですので、児童・生徒・学生もみんな「子ども」という呼び方でも問題はありません。
ただ、子どもというのは守られる存在というニュアンスも感じるため、大学生で20歳を超えた人に使うのは適切ではないかもしれません。
あくまで誰を基準にして呼ぶかで使い分けます。
子どもと子供はどう違う?どう使い分けるの?
よくある疑問に「子ども」と「子供」は使い分けているのか、というのがあります。
実は、教育関係者は結構使い分けています。
学校では「子供」という呼び方をほとんどしません。
すこし差別的?な表現やニュアンスを感じるからということで、敬意を払って「子ども」と表現しているのです。
![blank](https://akasulog.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
チェックしてみるといいかも。
ちなみに学校現場以外では「子ども」と「子供」どちらを使っても問題はありません。
そこまで気にしている人がほとんどいませんからね。
生徒・児童・子どもの違いとは?呼び方の使い分け|まとめ
「児童」=小学生
「生徒」=中学生・高校生
「学生」=大学など、高校卒業後の学校に通う者
「子ども」=全員
と簡単に覚えておけばいいでしょう。
学校で働いていると、この違いに敏感になります。
先生を目指す人や、違いが気になった人の参考になればうれしく思います。