学校・教育について

教員の部活動手当はどのくらいの金額もらえるの?顧問は強制されるってホント?

サッカー部活

 

元教師の管理人あかすです!

みなさんは部活動に入っていましたか??

 

学校の先生は、必ず部活動の顧問になる。

…なんて思ってしまう人もいるかもしれません。

でも、それっておかしいんですよね。

 

部活動とは

そもそも部活動とは中学校、高校において行う授業外の活動です。

部活動は基本的に生徒に強制参加させるものではありません。

学校教育の一環として、生徒が集まり自主的に行うものです。

 

しかし、子どもたちだけで運営するには金銭管理などのトラブルもありますので、大人である教員の指導の下で行うものとされていいるのです。

 

スポーツに取り組む運動部、音楽や読書活動に力を入れる文化部などのくくりはありますが、根本的な考えは同じです。

部活動とは、生徒が本当にやりたいことを自主的に取り組める場と言えます。

 

そして先生もまた、部活動の顧問をするかどうかは選べるんです。

いや、選べるはずなんです・・・!!

 

教員が足りないため部活動の顧問を強制される

最近では部活動の種類が増えてきており、顧問の先生の数が足りなくなってきている学校が多いです。

そのため、部活動の顧問を引き受けるかは教員の意見を尊重するとか言われていますが、実際は強制されます。

 

普通であれば、1つの部活に

  • 主として指導する顧問
  • 補佐役の顧問

の最低2人は顧問としているべきなんです。

 

そうでないと、種目によっては学校の先生が一緒にいないと不戦敗になったり参加を認められなかったりする場合もあるので、大事な大会の日に顧問が体調不良で出場できませんでした、なんてケースが出てきてしまいます。

 

学校としてもそのような事態は避けたいんですよね。それなのに、絶対的に教員の人数が足りないため、そんなことを言っていられません。

 

管理職の先生も、存在する部活動を廃部にするのは嫌がる傾向があります。そうなると、どんどん現場の教員にシワ寄せがきます。その結果、1人で顧問をする先生が増えてきているのです。

1人顧問というのはそうとう無理があって、先ほども書いたように体調不良でも大会に行かないと生徒が出場できません。

 

もしそんなことになれば、子どもや保護者からはクレームの嵐。

体調不良は誰にでもあることなのに許されません。まさにブラック企業。おかしいわい。

 

 

さらに言えば、やりたい部活動の顧問ができるとは限らないんですよねこれが。

先生には異動があります。必ずいつかは先生の入れ替わりが起きます。

部活の顧問に空きができてしまえば、ある競技において素晴らしい指導能力がある先生がいても、経験のない別の部活動を持たされることなんてざらにあります。

 

ですので、使用器具や競技のルールをよくわからないまま大会の引率を行うことも結構あるんですよね。

部活によっては引退の時期がはやく、新しい先生が顧問になってすぐに引退をかけた大事な試合があり、生徒のことをよく知らない先生が大会に出る生徒を選ばなければならない、なんて事もあるのです。

これでは先生も生徒もかわいそうです。

はっきり言います。だーーーれも得をしません。

 

部活動の手当

お金

さて、本題です。

部活動の顧問を持たされるといっても、

手当をもらえているんでしょ?それならいいじゃないかよ」

と思う人もいらっしゃると思います。

ひとこと言わせてください・・!!!

 

平日の手当

まず、東京都の公立中学校を例に勤務時間を確認していきます。

勤務時間は8:15 ~ 16:45で、7時間45分の勤務、45分休憩が基本と考えてもらえればと思います。

 

しかし、教員は給食指導(お弁当の場合も教室にいるケースが多い)がありますのでお昼に休憩が取れません。

ですので勤務時間の最後にぎりぎりで休憩を取るように言われます。

ですが実際にはやるべき仕事が山積みで、勤務時間を超えての職員会議や学年会議もありますので、本当の意味での休憩なんて取れている先生を見たことがありません。

 

というわけで、16:45分を過ぎればすぐに帰ってもいいはずなのですが、部活動の活動があると、顧問は活動が終わるまで帰れません。

部活動は19時ごろまで続くこともありますので、残業としてはこの時点で2時間15分もしています。

 

しかしこの場合の残業代と部活動手当は・・・ありません!

平日の部活動については手当てが出ないんです。教員の残業代は数時間分がすでに給料に含まれているからと言って実際の残業代は支給されないのです。

その上、部活動の指導に時間を割いていると、部活動が終わってからがその先生の時間。

授業準備や成績処理、テスト作成の時間です。

他にもやらなくてはならない仕事もあると学校を出るのが終電間際なんてこともざら。

 

休日の手当

休日の部活動手当については、私が教員をしていたころを思い出していきます。

4時間以上の指導で大体2400円、8時間以上で3500円程度だったのを覚えています。

正確な数字ではなかったかもしれませんが、概ねこの辺りです。

時給換算すると1時間500円程度ですよ。

・・・少なすぎる。アルバイトの最低賃金より下なんて、おかしいですよね。

 

 

さらに!!

この部活動手当、4時間いかないと0円なんです!

無給っておい!

 

どういうわけか、3時間の部活指導では手当が付かないのです。

部活の活動状況によっては4時間いかないこともあるので、無給で休日に駆り出されることもあるのです。

また、同じように8時間いかない指導は4時間分の手当しか出ません。「どうかしてるぜ」と本気で思いましたね。

 

まだ終わりじゃありませんよ!!

大会や練習試合の時には生徒を引率しなければなりません。連れていくってやつですね。

しかし、その際の交通費は支給されないのです。

「え、その分をどうすればいいの・・・??」

はい、先ほどの限られた部活動手当から出さなければなりません。

お昼をまたいで活動を行うときには昼食も食べますよね。

その昼食代ももちろん支給はされません。

 

 

手当は4時間で2400円。

・・・昼食代と交通費で部活動手当が消えてしまいます。

あ、あと大切な休日も消えてしまいますね。

 

私が遭遇した最悪な休日の引率

私は外で活動する運動部の顧問をしていました。例にならって1人顧問です。しかも未経験の種目です。

もともと予定していた自分のバスケットボールの大会の日に、急に大会が入ってしまい、引率をしなければならないため予定を泣く泣くキャンセル。

 

 

当日は会場に向かいましたが、なんと雨が降っていたため会場で待機の指示が。

お昼の時間になり昼食を取り、「そろそろかな?」と思ったところで「大会延期」の連絡が入りました。

 

 

というわけでその後すぐに生徒と帰路についたのですが、この日は試合がなくなってしまったので、部活動の指導時間は4時間いかず。手当が無しになってしまいました。

 

加えて、先ほど述べたように交通費が支給されません。その日は会場が遠く、往復で2000円ほどの交通費がかかりました。

昼食代も出ません。

もともと予定していたバスケの試合に急いでいくも間に合わず。

部活の大会が次の週に延期になり、次の週のバスケの試合にも出られなくなりました。

 

お金をかけて、休日を捨てる。

こういう経験をたくさんしました。

 

教員の部活動手当|まとめ

サッカー部活

実際当たり前のように部活を学校の先生が指導しているんですよね。

しかしその境遇はひどいものです。強制ではないのに断れないですし。

少しでも部活動の実態を理解していただける方が増えてくれると先生たちも救われます。

 

最近では、文科省が部活動の手当の改善案を出しているみたいですが、内容を見ても土日4時間程度の手当が3000円から3600円に引き上げられるというもの。

私が教員をしていた時よりもすでに少し手当が上がっていましたが、それでも時給900円程度。また、2時間以上4時間未満の指導にも1800円が支給されるそう。

 

…でも実際、そこはそんなに重要なところじゃないと思います。先生は休日の休みが欲しいんです。

少しだとしても部活動の手当は出てはいます。

出てはいますが、現状は厳しい。泣いちゃう。

 

これからの土日の部活動は、なるべく外部指導員に任せようとする動きがあるそうですが、早く現場にそういう体制が整ってほしいと願うばかりです。

  • この記事を書いた人

あかす

元教師|教員の転職・教採対策を中心に経験者のリアルな情報を綴ります。

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