学校・教育について

【教員は辛い】教員・教師への暴力やケガ、暴言、教員いじめってほんとにあるの?

 

元教師のあかすです。

最近、体罰に対してニュースや新聞などのメディアで取り上げられる機会が増えてきており、学校の問題といえば、すぐに体罰が思い浮かびます。

実際の現場での体罰はいまだに学校に存在します。体罰は指導ではなく、脅しのようなものですから、子どもの教育においては必要のないもの、そしてあってはならないものです。

しかし、その背景で、教員に対する生徒からの暴力が存在しているのはご存知でしょうか。

今回は、生徒からの教員への暴力についてお伝えしていきます。

 

問題行動の生徒への指導

指導現場の現状

学校には問題行動を起こす生徒がいるときには、教員が一丸となって指導をする体制があります。

しかし、場合によっては先生が一人で生徒の指導に当たることもあります。

他の先生の手が空いていなかったり、他の生徒の指導に当たっていたり、担任のみで対応できる案件だったり。

ケースバイケースです。

 

指導が滞りなく進めばいいですが、相手は人ですし、感情もあります。

言い訳も聞きます。

子どもながらの自分勝手な考えで言い分を通そうとすることもありますが、話し合いを通して、間違いは間違いということを理解させていかなければなりません。

 

しかし、生徒の中には先生の言うことに納得できない生徒もいます。

最初から先生を嫌って、話を聞こうともせずイライラを表に出す生徒もいます。

そして、時には怒りがコントロールできなくて暴れだす生徒もいるのです。

 

 

そんな時、先生はなだめたり、諭したり、時には叱ったりと手を施しますが、うまくいくとは限りません。

怒りが抑えられず暴れだす生徒を、一定時間、指導室に保護しておかなければならないこともあります。

中には体の大きな生徒もいます。

そんな生徒を、女性の教員が一人で指導しなければならないことも。

 

生徒が暴れだし、他の生徒の安全が確保できない状況が予想できたならば、先生は体を張って止めに入らないといけません。

その際に、生徒が我を忘れて暴力をふるうことだってあります。

 

しかし、現場では、生徒が第一優先。

けがをしてでも止めに入ります。

力のある男子教員がいれば比較的穏便に済むかもしれませんが、そうとも限りません。

 

逆に先生が生徒にけがをさせてしまえば、やれ体罰だ、暴力だ、と大ごとになり、先生の居場所がなくなります。

 

 

生徒も、スマートフォンやパソコンで日々様々な情報を集めています。

インターネットや友人から、先生は「体罰」に弱いんだ、というような情報を得て、先生が少し肩や手に触れただけで「体罰だ」という生徒もたくさんいます。

その時の状況を正しく見てくれる人がいなければ、生徒が「体罰」と言えばなんでも「体罰」になってしまう時代なのです。

 

こんな状況でも、先生は日々必死に戦うしかありません。

 

先生の扱い

生徒のケガには敏感な学校現場ですが、先生のケガはないがしろにされがちです。

例え、生徒が先生にケガをさせても、生徒が謝らなければそれで話は終わってしまいます。

生徒の保護者も、先生に対しては態度が厳しい現状です。

自分の子には敏感でも、自分の子が先生に振るった暴力には一切触れない保護者も多いのです。

 

先生ってだけで、ケガをしても当たり前な存在なのだと思われているとしたら、学校現場は終わりです。

 

体罰が起きた際には夜でも構わず保護者会が開かれることがあります。

学校側からの説明を聞き、保護者は罵詈雑言を浴びせ、不信感を最大に表現します。

 

それならば、先生が暴力を受けた時にも、同じように対応して現場の状況を発信していくべきなのではないでしょうか。

今の先生たちの置かれている状況を考えると、同じ教員という職を担ってたものとしてとても悲しく思います。

 

実際に遭遇したケース

私も教員時代に、生徒から先生が暴力を受ける現場に何回も遭遇しました。

参考までにその一部を紹介していきます。

その1 生徒間トラブルから

生徒間でのトラブルからケンカが起きました。

それを止めようと割って入った教員の顔に生徒のパンチが。

メガネが割れましたが、生徒の親は、なんでもっと早く止めてくれなかったのかと言う。

もちろん、メガネのお金は教員が自腹で払いました。

頬のあざもなかったかのように扱われてしまいました。

 

その2 指導に対しての不満から

先生に言われたことが納得いかず、学校中のものを投げて暴れまわる生徒がいました。

最終的に机を投げつけられた教員と、足を蹴られた教員がケガをしました。

親は学校に来て学校のせいでうちの子がおかしくなったと学校を非難するばかり。

 

警察を呼ぶことも考えましたが、管理職には止められて呼べず。

警察が介入していれば先生への被害を防げたかもしれません。

ケガをしてからでは遅いのです。

 

その3 家庭間トラブルから

家庭でのトラブルの反動で、学校で親にされたことと同じことを他の生徒にする子も。また、家庭での指導が行き届かず、倫理的に問題な行動を起こす子も。殴ったり、ベルトで叩いたり。4階から先生の頭に向かってテニスボールや石を落として、先生がケガをした事も。

 

その4 不登校から

不登校の子

不登校になっていた生徒が、学校のせいだと言って夜の学校に侵入し、ガラスを割っていきました。

その時に止めに入った先生が、ガラスで手や足を怪我しました。

生徒は怒られこそしましたが、納得はせず、親も我が子を守るばかり。

 

まとめ

体罰する先生と子ども

以上のように、生徒から先生への暴力や傷害事件が学校現場には少なからず存在します。

しかし、その現状は軽視され、先生の体罰だけが重視されがちです。

どうか、もう少しだけでも、先生の安全を確保してあげられる学校現場になってほしいです。

 

  • この記事を書いた人

あかす

元教師|教員の転職・教採対策を中心に経験者のリアルな情報を綴ります。

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