教採対策

【教員採用試験】面接試験の対策とコツ。質問や解答例もチェック

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面接

 

元教師のあかすです!

今回は教員採用試験の面接対策を徹底的にお伝えしていきます。

これから教員採用試験を受ける方の参考になればと思います。

ぜひ最後まで読んで合格に近づいてください!!

 

教員採用試験の面接試験(東京都)

東京都の面接試験を例に挙げます。

東京都の教員採用試験では、二次試験で面接試験を実施します。

他の自治体でも面接試験は必須で、人物重視の面接試験が多い印象です。一次試験の筆記試験だけでは測れない人間性を図るテストと言えます。

篩(ふるい)に落とすテスト、と言う意味合いが強いです。教員に向いていない人を落とす試験です。

 

面接試験には、いくつか種類があります。

  • 個人面接
  • 集団面接
  • 集団討論

個人面接

個人面接は受験者が一人ずつ1~3人ほどの面接官と顔を合わせて行う面接試験です。東京都の小学校全科の受験者などは、この個人面接で模擬授業を求められることがありますね。

※模擬授業・・・面接官の前で実際に授業をする姿を演じること。子どもたちがいる想定で行う。結構緊張します。

 

集団面接

受験者が複数名で同時に面接官と顔を合わせて行う面接試験です。個人面接よりも個人への質問は少なめの傾向があります。他の受験者の意見についてどう思うか質問されることもあります。他の受験者の意見にビビらないことが大事。

 

集団討論

受験者が複数名で討論を行う様子を面接官が観察する試験です。東京都の教員採用試験の集団討論では、

  1. 課題に対しての意見を挙手して面接官に発言
  2. 同じグループの受験者全員で討論をする

という流れになります。司会やタイムキーパーを決めることもあります。

協調性・主体性・積極性などを面接官は観察します。

 

面接試験の対策

面接試験の対策としては、質問への受け答えが中心になります。

答え方:質問には短く答える

時計と男性

ココが一番のポイントです。大体の受験者は質問に対して長い文章で返します。これ、NG!

対話をするように。コミュニケーションを取るように短く答えていき会話のキャッチボールをするんです。

【質問・解答例】面…面接官 受…受験者

 

■面「学生時代、一番力を入れたことはなんですか」

◇受「はい、バスケットボールサークルでの活動です」

■面「どのようなところが大変でしたか」

◇受「60人ほどいるメンバーの予定を調整して大会に出場するという一連な流れが大変でした」

■面「何か工夫したところはありますか」

◇受「2つあります。1つ目は大会一ヶ月前から早めにメンバー全員に告知をして日程調整をしたことです」

■面「2つ目は?」

◇受「はい、2つ目は、大会に向けての練習内容をみんな考え合い、その意見をわたしがグループの中心となってすり合わせたことです。」

■面「意見をまとめるのが大変だったと思いますが、どう意見をまとめましたか」

◇受「まず意見のあるメンバーの話をしっかり最後まで聞きました。その上で、大会に向けて優先順位の高い練習メニューから実際の練習に取り入れようと声掛けをしました。みんなに納得してもらったうえで練習に取り組めました。その結果、全員が雰囲気良く練習を行うことができ、大会でも入賞ができました。」

■面「なるほど。それでは次の質問です。」

~~~~~~~

簡単に質問と解答例を載せましたが、こんな感じで短く答えるやり取りを続けていきます。面接官にたくさん質問をしてもらうイメージですね。

ちなみに東京都では面接官が2人~3人のケースが多いです。

それぞれの面接官から

  • あなたについての質問
  • 教育問題について
  • 場面指導について

質問を出されます。どの質問にも基本は短く答えていきましょう。

こちらの参考書もわかりやすいです。

 

面接シートは見やすく目立たせる

面接官は面接シートに書いた内容から質問をしてきます。

面接シートが見にくいと、面接官はどこを質問していいのかわからなくなり、突拍子もない質問が飛んでくることもあります。

だからこそ、面接シートは文字を見やすく、目立つ見出しを入れるなどして質問しやすい状況を作っておきます。そうすることで、みなさんも面接官からの質問を予測できますのでスラスラと回答できるはず。

もちろん、面接シートに書いた内容はしっかりと暗記しておきます。書いてあることと矛盾したことを言わないように!

 

自己PRは用意しておく

面接試験では、いきなり「自己PRをしてください」と言われることがあります。これは面接官によってまちまちなのですが、いきなり言われておどおどしないように1分ほどはアピールできるようにしておきます。

また、自己PRを考えるときには自己分析を必ずしておきましょう。面接官は人を見るプロです。嘘や偽りは見抜かれます。

「自己分析は自分じゃ難しい・・・」と思う方も多いことと思います。そんな時はマイナビエ転職やリクナビNEXTなどで自己分析がさらっとできます。

 

質問への回答は使いまわす

例えば

  • なぜ教師になりたいのか(志望動機)
  • あなたが感動した体験は?

なんていう質問があった時、

「子どもの頃に先生に言われた言葉に感銘を受け、先生になりたいと考えました」

という回答なら2つの質問に使いまわせますよね。

 

面接試験を突破するには暗記も大切。ですので、つなげて覚えられるようになるべく応用できる(使いまわしの利く)解答を用意しておくと良いですね。

【教員採用試験】面接試験の質問をまとめて紹介!対策・答え方も

 

面接試験合格のコツ

質問に悩んだ時の答え方

質問に悩んでしまうこと、誰にだってあります。そんな時にも焦らなくて大丈夫。

「少し考える時間をいただけますか」

と言うんです。面接官も必ず時間をくれます。

その後、10秒~20秒くらいで意見をまとめて答えればOK。

 

答えられず沈黙が続くのは面接官に良い印象を持たれませんので、必ずアクションを起こす。反応をする。いま考えていることを伝える。これで悩んだ時は完璧。

ちなみに毎回の質問で時間をもらっていると逆に「こいつ何も考えていないな」なんて思われますので、使うのは1~3回ぐらいを目安にしてみてください。

 

【教員採用試験】面接試験の質問をまとめて紹介!対策・答え方も

 

入室時・退室時に目を見て挨拶

面接

これは相手に良い印象を残すコツです。

人間は第一印象でほぼ印象が決まります。しかも、その第一印象は出会ってから3~5秒で決まってしまうといいます。

ですので、入室時にハキハキと「失礼します」と言うのはもちろんですが、入った瞬間に面接官の目を見るようにしましょう。

緊張で目を合わせられない人もたくさん見てきましたが、面接官の印象は良くないです。

  • 程度な声量であいさつ
  • 目を合わせる

退室時も同じです。面接は退室時まで続いています。ドアの前で振り返ってゆっくりと目を合わせてあいさつをしましょう。急いで部屋から出ないことが面接官にに良い印象を付けるコツです。

 

教採面接対策:まとめ

面接対策まとめ

  • 質問には短く答える
  • 面接シートは見やすく
  • 自己分析をしておく(自己PRのために)
  • 質問の答えは暗記
  • 質問への回答は使いまわす
  • 返答に悩んだ時には時間をもらう
  • 入退室は目を合わせるように

みなさんが合格できますように!

 

【教員採用試験】面接試験の質問をまとめて紹介!対策・答え方も

 

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