みなさん、元教師のあかすです!
前回の記事の続きになります。
まだの方は先にこちらの記事からどうぞ!
参考【これだけ!】1週間で学校の成績を上げる方法。元教師が教えます
本記事では、前回の内容を踏まえて、成績を上げるための授業の受け方をお伝えしていきますよ~!
先生のクセをつかんで成績アップ!
成績を手っ取り早くアップするには、
- 先生のクセをつかむ
- テストのクセをつかむ
- 過去のテストを解く
ことが大切だと前回お伝えしました。
そしてさらに、授業の受け方としては
- 先生ごとの成績の付け方のクセをつかむ
と言う点が重要になってきます!
この点を意識して授業の受け方を工夫をするだけで、グッと成績アップに近づきます。
成績の観点を知ろう
まず初めに、学校での成績のつけ方について少し説明します。
小学校、中学校、高校で少し違いはありますが、今回は中学校を例に大まかに説明していきます。
まずこちらの記事↓も見ていただけるとわかりやすいかもしれません。
参考元教師がお伝えする、中学校の通知表で見るべきポイント
さて、中学校の成績には
- 1~5の5段階評価
- ABCの観点別評価
があります。
例えば数学の成績は
- 数学への関心・意欲・態度
- 数学的な見方や考え方
- 数学的な技能
- 数量や図形などの知識・理解
の4つの観点で評価をされます。4観点それぞれがA・B・Cの評価で表されるのです。
また、この4観点の比重はすべて平等、25%ずつ成績の評価材料となります。
4観点合わせて100%として、その達成割合で1~5の最終的な5段階評価になるのです。
よく勘違いをされるのが、
「テストで100点を取れば5の評価がもらえる」
というものです。
テストで測ることができるのは知識や理解度が中心であって、授業の意欲や態度には反映されません。
ですので、良い成績を取りたいのであれば、テストだけでなく、日ごろの授業の受け方を工夫していかなければならないのです。
授業の受け方のポイント
誰でもわかるようなことは割愛させていただきます。
教師の目線で生徒が良い印象に残るポイントをお伝えします!!
分からないことを質問しに行く
これがみなさん案外できていません。ほんとに。
分からない部分があっても、めんどくさいと思ってしまうのかもしれません。
授業を受けていてわからないことがあったら、授業中でも授業後でも先生を捕まえて聞きに行きましょう。先生が急いでいてすぐに対応できなそうなときには、放課後にでも時間を取ってもらえるように伝えましょう。
観点別の「関心・意欲・態度」という項目は、授業の取り組み方や提出物の影響が大きいです。
的を得た質問は、生徒の意欲を感じますし、「やる気があるな」と好印象を受けるものです。
※ただし、何が分からないかがわからない状態でとりあえず質問しに行くというのは迷惑になりますので避けましょう。
提出物やテストの文章は横着せずに書く
教科によっては記述式の提出物が出るかと思います。
途中式や頭の中で省略した文章はできるだけ記述するようにしましょう。
提出物には成績に反映させるキーワードが設定されていることがあります。
省略して書かなかった文章や式が、成績に反映させるキーワードとして設定されていたらその分の点数を取りこぼしてしまいます。
これは非常にもったいない!!
例)数学の提出物やテストで途中式を書かなくて減点になったことはありませんか?
これは、どうやってその答えを導き出したかという途中の「数学的な思考」を図っているからです。途中式が書いてなかったら、当てずっぽうで答えているかも、と思ってしまいますものね。
先生に自分の成績について聞きに行く
「成績を上げようと勉強や授業の受け方を工夫して頑張っているけれどなかなか成績が上がらない」
…という人は、思い切って先生にどうすれば自分の成績が上がるかを聞きに行ってみましょう。
自分に何が足りないのかが分かれば、対処ができます。
例えば「関心・意欲・態度」が足りないのであれば、授業中の発言を頑張ったり、提出物に今以上力を入れたり・・・ね!
先生によっては「それは教えられないよ」と言われるかもしれませんが、どうすれば成績が上がるかを教えてはならないルールはありません。
成績のつけ方については生徒に伝えてあげて、チャンスを与えようという考え方になってきているので、アドバイスをくれる先生もいるはずです。
また、先生にもクセがありますので、観るポイントは異なります。
ある先生の授業では高評価だった授業への取り組み方が、ある先生の授業では低評価につながることもあります。
そういうズレをなくすためにも先生に「何を頑張れば自分が成績をあげることができるか」を聞きに行くのはおすすめの方法です。
実際に私が教員として働いているとき、私の所にもどうしたら成績が上がるかを聞きに来た生徒がいました。
その時にはしっかりとアドバイスをして、生徒が納得いくまで話をすることができました。
まとめ
聞きに来てくれさえすれば、普段の授業の受け方についてアドバイスをすることはできます。
しかし、生徒の数は多いので、わざわざ先生から生徒一人一人を呼んでアドバイスはしないことがほとんどです。
非常にもったいないことだと思います。
成績をつけているのは先生ですので、まずは先生に聞くことから初めてみるのが成績アップのポイントです!
ぜひ行動してみては!