教員採用試験の対策講座へようこそ!
教員採用試験では、面接試験の1つとして集団討論があります。
本記事では以下の内容に絞って、集団討論突破の対策と試験の流れをわかりやすくお伝えしていきます。
・集団討論のコツと注意点
・集団討論の流れ
教採を受験する方はぜひ何回も見直して参考にしてみてくださいね!
それではさっそく参りましょう!
集団討論とは
面接官の前で受験者同士が討論をする
集団討論とは、複数の受験者が面接官の前で討論をして結論を出すまでの一連の流れの試験のことです。
ほとんどの自治体では個人面接に加えて集団面接か集団討論のどちらかが実施される傾向があります。
- 個人面接+集団面接
- 個人面接+集団討論
のどちらかのケースが多いということですね。
集団討論は自治体によって実施されるかが異なる
教員採用試験で実施される集団討論は、自治体によっては集団面接に変えられていたり、そもそも集団討論が実施されない自治体もあります。
みなさんが受験する自治体(都道府県)の受験要綱・出題内容をチェックしてみましょう。
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▼面接試験の流れ
集団討論の制限時間は?長い?
集団討論では、討論の時間に制限が設けられます。
目安としては15分~20分程度で討論の結論を出すように言われます。
この後また詳しく説明していきますが、討論の前には面接官から提示された教育課題について意見を求められます。
ですので、集団討論全体では45分程度かかると考えておくと良いですね。
集団討論の対策・コツ・注意点
ここでは集団討論を突破するためにできる対策やコツ・注意点をお伝えしていきます。
他人の意見を否定しない
集団討論では他の受験者の意見に対して
肯定+自分の意見を加える
と言うのが鉄則。(私の経験では。)
集団討論では
- 主体性
- 協調性
- 人間性
- 性格
- 教育的思考力
を求められるため、
受験者
あなたの意見は違う!私の意見の方が素晴らしい。いや、私が正義なんだ!私の話を聴いて!!
みたいな方はまず落ちますね。
全員で討論をするよう心掛ける
東京都を例に挙げると、だいたい一度に討論するのは5人。
「討論を始めてください」
と言われてから役割を決めたり、
役割分担はして良いが、裏目に出ることも
役割分担はしてもしなくてもいいです。
経験者の私がアドバイスをするならば、「タイムキーパーは決めておこう」と言いますね。
タイムキーパーは時間を見て
「あと何分なので、意見をまとめていきましょう」
なんて声をかける人のこと。
時間を管理する人がいないと、ついつい話が長くなって結論が出せないまま討論終了・・・
なんてことになりかねません。
また、司会(進行役)は特に決めなくていいです。
よくある失敗例
司会(進行役)の人を決めるが、進行が下手でうまくいかない
▼
5人全員不合格
司会を決めて、じゃあその人に進行は任せて・・・というのもありはあり。
しかしそれよりも、全員で話し合いながら
「意見がたくさん出てきたのでそろそろまとめていきましょうか」
なんて流れに持っていけると自然です。
面接官も一連の流れを見ていますので、自然な流れで討論をした方が良い印象を持つと言えますね。
集団討論の流れ
集団討論の流れを簡単に説明します。(東京都の過去を例に)
step
1入室~着席
入室したら、A~Eまでの席が用意してあるので、指示に従い着席。
※集団討論では名前ではなく、「Aさん」「Bさん」と呼ぶことが多い
受験番号と名前の確認をします。
step
2教育課題について意見を述べる
机の上に紙とペンがあります。
「あなたはいじめをなくすにはどうしたらいいと考えるか。1分程度で考えて、意見がまとまった人から挙手してお答えください」
なんて課題を出してきますので、意見をまとめて答える準備を。
紙には自分の意見の大事なポイントをざっとメモしておくと答えやすいかと。
挙手して全員が答えるまで続きます。
step
3討論
個人の意見を発表したら、次は討論へ。
課題に対して意見を述べ合い、最後はまとめとして結論を出します。
step
4退室
討論は面接官の合図で終わります。
途中でも時間が来たら強制終了。
タイムキーパーを決めておくと安心。
以上、簡単に集団討論までの流れを説明しました。
集団討論の対策を頭の中でしておこう
以上、ここまで集団討論を突破するための対策・コツ・注意点をお伝えしてきました。
集団討論は注意点やコツを頭の中に入れておくだけでグッと取り組みやすくなるはず。
この記事を何回か読み返して、イメージトレーニングをしておくだけでも違うでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。