教員採用試験の面接対策講座!
元教師のあかすです!
今回は教員採用試験の面接対策講座「面接官はここを見る」をお伝えしていきます。
実際に面接に受ける方は事前にいくつかのポイントを意識することで面接時の印象を上げることができます。教員採用試験の受験生の皆さんは要チェック!
面接官はココを見る
結論から。以下にまとめました。
第一印象
服装・身だしなみ
表情・声・立ち振る舞い・挙動
敬語・言葉遣い
マナー
将来性
質問に正対した回答か
質問の答えが正しいか
回答が教育倫理に反していないか
面接カード(面接票)の内容に矛盾はないか
教師としての指導能力が身に付いているか
はっきりと言えることは
人物重視の面接であるということ。
いくら面接カードに書かれているあなたが優秀でも、面接官との質問のやり取りがうまくいかなければ落とされます。
面接で見られる人物像
第一印象
第一印象は大事です。人の第一印象は出会って3~5秒で決まってしまうと言われています。ですので入室時から面接官と目を合わせてしっかりとあいさつを交わしましょう。おどおどしないように。
服装・身だしなみ
清潔感が良い印象を持たれます。シワが目立つスーツやヨレヨレのシャツは避けましょう。新しいスーツとシャツがあればなお◎ もちろんシャツ出しはNGですよ。
表情・声・立ち振る舞い・挙動
面接の受け答えの中で、受験者の表情や立ち振る舞いが見られます。適切な声量はハキハキとした印象を与えます。時折口角を上げて笑顔で答えると明るい印象に。おどおどしたり、急いで話したりすると落ち着きがないと思われてしまいます。
敬語・言葉遣い
社会人として教員になるのですから敬語や言葉遣いはきちんとしましょう。無理に敬語を使わなくても丁寧な言葉遣いであれば大丈夫。「あの~」「その~」はやめましょう。
マナー
社会人としてのマナーも見抜かれます。入室してすぐに席に着くのはNG。面接官の指示のもとイスに座りましょう。挨拶は ①挨拶 ②礼 の順で行うと印象が良いですよ。
面接でされる質問について
質問に正対した回答か
質問への回答は正対した内容が求められます。会話のキャッチボールを意識します。
◆「教師になろうと思った理由は?」と言う質問に
●「明るく子どものことを第一に考える先生になりたいと思います」
という答えではキャッチボールになっていませんよね?そういうことです。
質問の答えが正しいか
間違ったことを自信満々に言っても面接官には響きません。中身のない人間だと見抜かれます。
◆「保護者と上手に付き合っていく方法は?」
●「月に一回お菓子を配り、良い印象を与えます」
・・・これは極端な例ですが、間違っている回答は面接官にすぐツッコまれますので。
回答が教育倫理に反していないか
ここは要注意ですね。最近は教師の不祥事も世間を騒がせていることもあって、危険因子がはじかれるような面接が行われます。
◆「いじめについてのあなたの意見を聞かせてください」
●「いじめはいじめられる側に根本的な原因があります。いじめを理由に不登校になる子は忍耐力が足りません。私が教師になったら子どもたちに忍耐力をつけさせてみせます」
・・・はい、一発で落ちます。教師として絶対にやってはいけないことを勉強しておきましょう。
面接カードに矛盾はないか
面接カード(面接票)を事前に提出する面接では、面接カードの内容が問われます。面接カードには
「部活の部長として部員をまとめた」
「教育ボランティアに参加した」
とか書いてあっても、その内容を質問されて答えがあいまいだと疑問に思われます。多少話を盛ることはあっても、ウソは書かないように。
教師としての指導能力
場面指導などの質問にどれだけ具体的な回答ができるか。教師としての指導能力が問われます。実際の学校に新任教師として子どもを教える即戦力になるかを面接官は見ています。なるべく具体的に、現場をイメージして答えられると良い印象につながることでしょう。
教員採用試験の面接で見られるポイントまとめ
最後にもう一度振り返ります。
<人物像について>
第一印象
服装・身だしなみ
表情・声・立ち振る舞い・挙動
敬語・言葉遣い
マナー
将来性
<面接の質問について>
質問に正対した回答か
質問の答えが正しいか
回答が教育倫理に反していないか
面接カード(面接票)の内容に矛盾はないか
教師としての指導能力が身に付いているか
受験者のみなさんが合格できますよう祈っています。
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