学校の教員を目指すみなさん、ようこそ!
元学校の先生の管理人です。
今回も教員採用試験の論文の書き方講座をお伝えしていきます!
(わたくし一応、小論文の全国模試で1位を取った経験があります)
当サイトでは
「小論文の勉強始めたいけど何からやればいいのかわからない」
「参考書かったけど書いてある文章が難しすぎる」
「模範解答が読みたい」
そんな皆さんに小論文の書き方や例文・模範解答をお伝えしています。
はじめに・・・
詳しい書き方やコツなどはまずこちらの記事を参考にしてくださいね▼
上の記事に習った書き方で論文の例文・模範解答を載せていきます!
一応ですね、東京都の教員採用試験の文字数を例にしていますので1000字程度で例文を書いていきますが、受験する自治体に合わせて文字数を増やしたり減らしたりしていただければ問題ありません。文章を減らす場合には、方策を1つに減らすと応用が利くかと思います。
教採論文テーマ「読書活動」
今回の教員採用試験論文テーマは「読書活動」
読書活動は子どもの表現力を高めます。
言語能力の向上を図る取り組みの一つで子どもの一生をより豊かにすることができます。
たくさんの子供たちを見てきて言えることは、読書活動を行っている子の表現力は群を抜いているケースが多いということ。
活字に触れる、言葉の言い回しを学ぶという点でも、今後も欠かせない活動になってくることでしょう。
論文では読書活動のメリットに触れながら、実際の教育現場で実践できる方策を述べていけると良い論文に近づきます。
論文の解答・例文
実際の解答・例文を載せて簡単に説明していきますね。
1.書き出し:導入文
読書活動は子どもたちの表現力・思考力・感性と高める教育的活動である。
多様な言い回しに触れることで言語活動を豊かにする働きもある。
私の教育実習先の中学校では、1日1時間の読書活動を習慣にしている子がいた。
その子を含め読書の習慣がある子たちは、学習カードや先生との対話の中での表現力が読書の習慣のない子に比べて群を抜いていた。
読書活動が実際に子どもたちの表現力を高めているのだと確信した経験である。
以上のことからも、読書活動が子どもたちの一層の成長のために重要だと考える。
そのために学級担任として2つの方策を実践していく。
一文目で課題についての自分の意見を述べています。
二文目は根拠を示す。
今回は学習ボランティア先での経験を述べることで説得力を高めていますね。
三文目では意見を繰り返しつつも次の方策につなげる文章を書くように。
2.取り組み1
①朝と帰りの会の時間に読書の時間を設ける
読書は子どもの表現力・言語能力を一層高めることができる。
しかし、現状では読書の習慣が身に付いていない子も多く、読書活動に魅力を感じていない子もいる。
そのため、読書の習慣をつける所からアプローチしていく必要があると考える。
そこで私は、朝の会の前と帰りの会の前に5分程度の読書の時間を設ける。
「ちりも積もれば良き教育になる」
1日10分程度ではあるが、子どもたちに多様な表現に触れさせる時間を設定し、読書の魅力に触れさせる。
また、図書室の利用を促すとともに家庭で使わなくなった本を持ち寄り学級文庫を作り、子どもたちに読書の習慣を身に付けさせていく。
論文の解答には必ず方策・取り組みを記述しましょう。
800字~1000字くらいの小論文なら1つか2つの方策がベスト。
3.取り組み2
②国語や道徳の授業で読み聞かせの時間を設定し言語活動を充実させる
言葉に出して活字を読む活動や、聞く活動を通して言語活動の充実を図ることができる。自分の意見を声に出して伝えたり、相手の言葉をしっかりと聞いたりする活動が子どもの表現力を高めることにもつながる。
そこで私は国語や道徳の授業で読み聞かせの時間を多くとる。CDの朗読なども有効に活用する。2人や3人のグループでの本の読み聞かせも導入して「話す」・「聞く」といった能力の育成も図る。
一文一文を簡潔に書くのが望ましいです。
方策が2つある場合、1つは「授業」の中での方策にすると良いでしょう。
今回の方策は、【教員採用試験】論文が苦手でも合格!例文と解答【表現力の育成】の応用です。
使いまわせる方策は使いまわすのがコツでしたね。
参考【教員採用試験】小論文の書き方・対策・合格のための3つのコツ
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【教員採用試験対策】小論文の書き方と合格のための3つのコツ
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4.結論
以上のように、読書の時間を設定することと、授業でも読み聞かせの時間を設定して言語活動を充実させていくことから、子どもたちの一層の成長を図る。
私自身も、子どもたちが生涯を通じて本に魅力を感じていけるように積極的に読書環境を整えていく。
結論になります。
自分の意見と方策を振り返る形が無難です。
書き出しと結びの文はテーマごとに大きく変えなくても大丈夫です。
型を覚えて修正を加えると良いでしょう。
論文の「解答・例文・書き方」まとめ
さて、今回の解答・例文は以上です。
言語活動は最近学校において重要視されつつあります。
自分なりの意見を考えておくと慌てずに済みますね。
他にも頻出テーマの解答・例文をたくさん載せていますので参考にしてみてくださいね。