教員、教師を目指しているみなさん。
本記事では教員・教師になる前に取っておきたいおすすめの資格・スキルを紹介していきます。
- 教壇に立った時に役に立つスキルとは
- 教員になる前の時間のあるうちに取っておきたい資格とは
- 教員になった後でも身に付けたいスキルや資格
元教師の私の経験から紹介していきます!
教員・教師になる前に取っておきたいおすすめの資格・スキル
パソコンスキル
- MOS(マイクロオフィススペシャリスト)
- ITパスポート
- 一太郎での文章作成
学校現場ではある程度のPCスキルが求められます。資格としてはMOS(マイクロオフィススペシャリスト)やITパスポートあたりでしょう。
MOSとは、WordやExcelでの情報処理や文章作成能力をPRできる資格です。同様にITパスポートも取得していると、「PC関係に強い」という好印象を持たれ重宝されます。
さらに強くお勧めしたいのが一太郎ソフトでの文章作成に慣れておくこと。学校のPCでは一太郎を使って作成された書類がまだ数多くひな形として残っていて変更がしづらい状況です。スキルとして一太郎の操作ができれば、出だしでつまづかずに済むかと思います。
ビジネスマナー
学校の教員は特殊な職業で、よく一般的な企業と比較されて「常識がない」「マナーがない」なんて言われます。
この点はビジネスマナーの本を一冊買って読んでおくことをおすすめします。
特に文章の作成やメールの送信などは教員でも一般企業と同じように行う場面が多いかと思いますので今のうちに頭の片隅に入れておきましょう。
社会人としてのスタートダッシュが肝心です。
▼わかりやすかったおすすめのマナー本
キレイな字、板書、書き順
教員として子供たちの前に立って指導をする以上、きれいな字はかなり重要なポイントです。
というよりも、きれいに書こうとするクセをつけておくべきなのです。
教員が書いた漢字を正しいと思って子供たちは使うこともあります。教員の文字が汚いと授業の内容がスッと頭に入らないことだってあります。
また、板書(黒板にチョークで書く字)も練習しておきましょう。ペンで紙に書くのとは勝手が違います。ななめにズレていったり、文字の大きさがバラバラになったり・・・
とにかく板書は難しいです。板書は慣れもありますのでできれば教員になる前に練習しておくことをおすすめします。
あと重要なのは書き順。
子供たちは意外に教員の書き順を見ています。場合によっては子供たちから指摘されて授業が中断してしまうこともありますので、できれば正しい書き順も復習しておきましょう。
・ノートやプリントに書く字
・板書
どちらもきれいに、正しい書き順で書けるように。
漢字の読み書き、漢検
漢字を正しく書くことができるというのは教員の必須スキルと言えます。
特に国語教科や文字を教える小学校の教員を目指している人は必須のスキル。
漢検は漢字に強いという説得力になります。
日常会話程度の英語力、英検、TOEIC
国際社会に向けてどの教員も日常会話程度の英語力が求められる時代になってきています。
学級に外国籍の児童生徒がいるなんてことがざらにあります。時代の流れに乗るためにも英語力を身に付けておきたいですね。
写真・動画編集スキル
運動会や合唱祭などのイベントで写真を撮ってアルバムにしたり、卒業式で活用したりと学校現場で写真や動画の編集能力が問われることが多くなってきました。
とはいえ、やるべき仕事は他にもたくさんあります。
写真や動画の編集をスムーズに行えるスキルがあれば、時間に余裕をもって仕事を進めることができます。
教員になった後でもおすすめの資格と身に付けるべきスキル
特別支援教員免許
学校の教員は、必ずしも希望の校種・教科で配属されるとは限りません。
特別支援教室や特別支援学校に配属された場合、経験を積むことで特別支援教員免許を取得することもできます。
特別支援の経験を積んだ後に特別支援教育へと進路を変える人もいるくらいですので、将来の選択肢のために取っておいて損はないでしょう。
FP(フィナンシャルプランナー)
FPはお金の専門家。学校は営利を目的として運営しているわけではありませんので、お金のあれこれを学べる場面はほとんどありません。
税金やお金について知っておくことで、保険やローンにも詳しくなれます。
資格を取らずともFPの勉強が一生の学びになりますので、とてもおすすめの資格になります。
身に付けてほしいスキル
相手の目を見て話を聞く
基本的なことなのに、意外とできていない教員が多いです!要注意!
子供は特に先生の対応を見ています。保護者にグチを言うのも日常茶飯事。
- テストの採点をしながら…
- 他のところを見ながら…
- 作業をしながら…
ながら作業で子供たちの話を聞いていたらあっという間に評判が落ち、問題行動へとつながっていくこともありますよ。
話を最後まで聞く
話を途中で切って言い聞かすような指導は本来あり得ません。
最後まで子供たちの言葉を聞いてあげることで信頼関係も築くことができます。
やることが多く、ないがしろにしがちですが、意識次第で変えられるポイントです。
相手の立場で物事を考える
たびたび「なんでそんなことをするの?」と思うような行動を取る子供たち。
でも、大人の視点でとらえてしまうと何でもかんでも間違いに見えてしまいます。
子供たちの目線に立って、どんな気持ちや思いでそういう行動に至ったのかを考えてあげることで柔軟に指導できるようになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
教員・教師になる前に取っておきたいおすすめの資格・スキルを紹介してきました。
選択肢の一つとして参考にしてみてくださいね。