元教師の管理人あかすです!
ビジネスマナー。
社会人としてはきちんと身に付けておきたいスキルですよね。
一般企業だったら、新任研修などでみっちりとマナーを学べることも多いですが、教員は別。
公立校では基本的にビジネスマナーの研修なんてありません。
となると、もう自分で学ぶしかないのです!
でも、現場で実際働けば学べるし・・・なんてのは甘いです。
一度のマナー違反が今後の教員人生に大きく影響することもあります。
と言うわけで、今回は実際の現場で使える、教員・教師が身に付けておきたいビジネスマナーをご紹介していきます。
実際の現場を想定してお伝えしていきますので、イメージしながら読み進めていってくださいね!
あいさつ
あいさつ、きちんと意外にできていない人がいます。
相手の目を見て、挨拶をしましょう。上司に挨拶するときにはしっかりと立ち止まってから挨拶を。
教員は同僚や上司以外にも外部の先生や保護者とも連携を取ります。
外部の人との挨拶はよりゆっくりと行い丁寧な印象を与えるように心がけましょう。
言葉遣い・敬語
学生気分で会話をすることのないように注意しましょう。
一人称は「あたし」「ぼく」「自分」というような表現は避け、
「わたし」で統一して使いましょう。特に男性は慣れるまで時間がかかりますが、慣れれば一生そのまま使えます。
よくある敬語の間違いとしては、
「○○を知っていますか?」という質問に対して丁寧に敬語で返そうとして、「ご存知・・・」なんて言ってしまうミスが挙げられます。
この場合の正解は「存じ上げません」と返すこと。
知っておいて損はありません。
電話対応
学校での電話対応は、学校側の立場で行います。
例えば電話先の人から上司(○○先生)はいるかと尋ねられた時には、
「○○はいま席を外しております」
と、敬称抜きで上司の名前を呼ぶようにします。
保護者対応
保護者対応では、距離感に気を付けましょう。
基本的には外部の人ですので、丁寧な言葉遣いを心掛ければ問題ありませんが、中には保護者がため口で教員に話しかけてくるケースもあります。
そのような場合でも、みなさんは丁寧な言葉遣いを心掛けなければなりません。
激怒する保護者の対応の際にも、こちらは熱くならずに対応します。
名刺の渡し方、受け取り方
教員で名刺を持っている先生は多くありません。しかし、場合によっては外部との交流の際に名刺交換をすることがありますので、基本の受け渡し方法を知っておきましょう。
名刺交換は両手で渡し、両手で受け取るが基本です。
渡す際には相手に名刺の正面を向けます。また、立った状態で受け渡しをしましょう。
お互いが差し出した時には片手の上に乗せるように受け取ることもありますが、基本的には両手で受け渡しをすれば問題ありません。
その後に机などで話をする場合には、受け取った名刺は名刺入れの上に置いておきましょう。
自分の名刺を持っていない人も、受け取った名刺を保管しておくために簡単な名刺入れを用意しておくと良いですね。
報告・連絡・相談(ホウレンソウ)
学校と言う職場ではホウレンソウがとっても大事。
聞いていない、では済まされないことがたくさんあります。
でも、具体的に誰にホウレンソウを行えばよいのか悩みます。
- 学年の教員
- 主任
- 管理職
- 教員全体
が基本になります。
何か伝えるべきことが出たらまず席の近い学年の教員や主任に報告・連絡・相談しましょう。
ビジネスメール
教員がビジネスメールを多用することはあまりありませんが、使う場面は必ずあります。
ビジネスメールでは、以下の情報を含むようにしましょう。
- 発信年月日
- あて名
- 発信者の名前や職名、学校名
- 件名(○○について)
そして文体は統一(です。ます。など)し、友達との会話のような口語体は避けるように。
身だしなみ
人の印象は第一印象で大きく変わります。人を相手にする職業ですので、服装のマナーもしっかりと理解しておきましょう。
- スーツやシャツはアイロンをかける、毎日変える
最低でも、スーツは2着は必要です。一日使ったら一日休めましょう。毎日変える人も多いですので、5着以上用意しているという人も。女性でも、職場に慣れるまではスーツを着用しましょう。 - 体型に合ったスーツとシャツを選ぼう
スーツやシャツのサイズが合っていないとみっともない印象をあたえてしまいます。人の体型は個人差がありますので、できればオーダーして自分にぴったりのシャツやスーツを仕立ててもらえると良いですね。 - 髪は整える
男性は黒髪で短髪が基本。女性は暗めの茶髪は認められますが、明るすぎる色はNG。清潔感を考えて。 - 靴のお手入れをしよう
靴も毎日同じものではなく、2足以上を履きまわして長持ちさせるようにしましょう。また、汚れは靴用ブラシやクリーナーで落としておきましょう。意外に足元は見られます。
まとめ
「教員は常識がない、マナーがなっていない」なんて声をよく耳にします。
これから教員になるみなさんも、適切なマナーを身に付けて快適な教員ライフを送ってくださいね。