小論文の書き方をマスターしたいみなさん、こんにちは。
小論文の書き方、対策講座をお伝えしていきます。
小論文(論文)は、公務員試験や教員採用試験にて実施されることが多く、書き方を勉強していないと簡単に落とされます。
小論文を書くときには採点者がどこに着目して採点するのかを知ることが合格への近道になりますので、本記事では
小論文の採点ポイントをわかりやすく皆さんにお伝えしていきます。
▼小論文の書き方についてはまずこちらの記事を参考に
関連記事:【超簡単!】公務員試験の小論文の書き方!コツと対策まとめ
関連記事:【教員採用試験】小論文の書き方・対策・合格のための3つのコツ
関連記事:【これだけ!】教員採用試験の小論文の合格する書き方・模範解答
それでは早速採点基準に参りましょう!
小論文の採点基準、評価基準
まず、採点の基準一覧です!ざっと目を通してみてください。
- 問題に正対すること
- 文意が通っていること
- 現場を想定していること
- 自分の意見が述べられていること
- 誤字脱字
- 文字数
- 論文の根拠がしっかりしていること
- 課題解決策が具体的に述べられていること
それでは1つずつ確認していきましょう!
問題に正対すること
正対するというのは、問題文(課題文)の意味を正しく読み取り、答えとなる論文を仕上げることを指します。
要するに、言葉のキャッチボールになっているか、です。
例えば
「いじめをなくすにはどうしたら良いと思いますか」
と言う質問に対して
「いじめと言えば、私も小さいころいじめられた経験があるので、今を頑張れています」
という趣旨の論文を書いてしまうと、同じ「いじめ」についての話題ですが、正対していない論文とされてしまいます。
問題(課題文)を正確に把握していない小論文は大きく減点されます。ご注意を。
文意が通っている
文意が通っている文章かどうかを採点者はチェックしています。
「なので」
「つまり」
「しかし」
「~したり」
などの言葉の後にくる文章が変じゃないかチェックをしながら論文を書き進めていくクセを付けるのがおすすめです。
現場を想定していること
小論文(論文)に策を示すときや意見を述べるときに、実際の現場を想定できているかというのも大きな採点ポイントです。
公務員試験や教員採用試験ではたびたび学校についての課題が出されます。
例えば「学校現場での熱中症対策に何ができるか」という視点で論文を書く中で、
「各クラスに冷蔵庫を設置してジュースを自由に飲めるようにする」というようなすぐに実現できないような、現場をイメージできていないような策を書いてしまうと、思考力・判断力と言う面で難ありと思われてしまう可能性があります。
インパクトは大きいですが、点数は大きくならないでしょう。
あくまで現場を想定して策を述べます。
自分の意見が述べられていること
採点者が小論文(論文)から読み取りたいのは、試験を受けるあなたの思いや意見、考えです。
事実として一般論を掲げ、その一般論に対しての自分の意見を書くのはOK。
しかし、一般論だけで論文を書き進めるのは中身のない論文とみなされる可能性があります。
書き出し(導入・序論)とまとめ(締め・結び)の部分で忘れずに自分の意見を述べましょう。
誤字脱字、文字数
誤字脱字は減点対象です。
いくつ間違えたらだめ、という明確なものではありませんが、無いに越したことはないです。
聞いた話ですが、あまりに誤字脱字が多い論文は途中で読むのを辞めるとか。
また、文字数についても注意が必要です。
足切りラインの文字数が設定されている試験が多いですので、最低でも指定された文字数の9割以上は書くようにしましょう。(ちなみに基本的に文字数は空白も1文字としてカウントします)
根拠が述べられているか
自分の意見や策を述べていくのが論文の書き方の基本ですが、その意見や策を裏付ける根拠を示すと採点者に対して説得力のある論文になります。
ボランティアの経験でも良いですし、仕事やアルバイトの経験、ニュース、新聞の記事でも良いでしょう。
根拠となった出来事が論文に書かれていると、あなたの論文がより際立ちます。
課題解決策がより具体的に述べられているか
課題を解決するための策を述べる際に、より具体的に述べられていると採点者に好印象を与えます。
「○○を実践する」
と言うだけでなく、実践することでどのような効果が期待できるか、という所まで詳しく書くようにしましょう。
その他の採点基準
その他、潜在的な採点基準と言うのも簡単に説明します。
言ってしまえば、
・読みやすい
・引き込まれる
・リズム感ある
こういった論文かどうか、です。
読みやすい論文ほど理解しやすい。
理解しやすいと内容に引き込まれる。
内容に引き込まれれば評価が上がる。
こういった良い循環になります。
引き込まれる意見や策が述べられていたり、文章が短くリズム感ある構成になっていると採点者もストレスなく読むことができます。
小論文の採点基準まとめ
以上、小論文(論文)の採点基準を採点者側の目線からお伝えしてきました。
・採点者に読みやすい
・問題に正対している
こういった論文が好まれます。
ぜひ参考にして論文を練習してみてください。
▼例文・模範解答をたくさん紹介中です